薄毛治療の種類と選び方

薄毛治療の種類

薄毛治療もさまざまありますが、今回は代表的なものを5つ紹介します。

それぞれ価格や効果など違いますので、自分に合うものを探してみてください。

植毛

まずは薄毛の部分に髪の毛を植える植毛です。植毛とはAGAの影響を受けにくい後頭部の髪を使う治療法になります。

メリットはAGAに強い髪を直接植えるので発毛効果も高く、髪の毛を長く維持できることです。自分の髪を使うので拒絶反応などのトラブルが少ないのも特徴です。

ただ自毛植毛は意外に髪が生えそろうまで時間がかかります。ヘアサイクルがもとに戻ることにより起こる一時脱毛などもあるので効果の実感に4~6カ月、生えそろうまで1年以上かかることもしばしばあるようです。

また財布にかかる負担も大きいです。1回の手術にかなりのお金がかかりますし、AGAが進行したらまた新しい部分に植毛しなければ行けないので何回も手術費がかかってしまいます。

AGA治療の内服薬

つづいてはAGA治療の内服薬についてです。

内服薬はフィナステリドやデュタステリドを飲むのが主流で、どちらも薄毛の進行を抑える効果があります。AGAを根本から治療するには欠かせない薬です。

ただ少々難点がありまして、”飲んでいる間のみ”AGAの進行を抑えてくれるという点です。つまり飲むのをやめると薄毛はまた進行してしまいます。なので一生付き合わなければいけないので、トータルの金銭的な負担は大きくなってしまうことでしょう。

AGA治療の外用薬(育毛剤)

外用薬には主にミノキシジルという成分が使われていて、毛母細胞の活性化や血流促進を見込めるため発毛効果が期待できます。内服薬で髪をとどめ外用薬でそれらを伸ばすというのがAGA治療の基本となります。

ミノキシジルは頭皮に塗る分には皮膚トラブルの心配があるくらいで、重篤な副作用の心配はあまり必要ありません。ただ同じミノキシジルを含んだ内服薬もあるのですが、そちらは重篤な副作用が起こる可能性があり、ガイドラインでも勧められていないのでお気を付けください。

PRP療法

PRP療法とは自分の血小板を使って発毛促進をする再生治療の一種です。

血小板がもつ高い修正能力を活かして発毛サイクルを改善するので高い効果を期待できるとともに、自分の血小板を使うので安全性も高いです。また効果を長くのぞめるのも魅力です。

ただ注意点がありまして、ひとつはかなり高額になることです。1回で10万円は超えます。そして内服薬も併用したほうがより効果が感じられるので、その分のお金もかかってしまいます。

ふたつめは毛根があることが前提の治療法ということです。弱った毛根を血小板で活性化させるので、そもそも活性化させる対象がなければ効果はほぼ見込めないでしょう。

HARG療法

最後に紹介するのはHARG療法です。HARGはPRPと同じく再生医療の一種で、こちらはヒトの脂肪幹細胞から抽出されて成分を用いています。メリットも同じで高い効果・安全性・効果の持続性を期待できる治療法です。

また注意点も同じで金額の違いはありますが高額で内服薬の併用がすすめられてるので金銭的な負担が大きいです。また再生医療ができる施設は限られているので、住んでる場所によっては交通費なども考慮しなければいけないというデメリットもありますね。

薄毛治療の選び方

5つの治療法を紹介してきましたが、どれもメリットやデメリットがありますし、自分の状態によって選ぶべきものが変わってきます。

ということでここからは『効果が出るまでの期間』『副作用』『費用』の3点に着目し、どれを選ぶべきかを考えていこうと思います。

効果が出るまでの期間

まずは効果が出るまでの期間に着目してみましょう。

わかりやすいようにランキング形式にしてみました。

1.PRPやHARGなどの再生医療(3カ月ごろから)

2.植毛(4~6カ月ごろから)

3.内服薬+外用薬(6カ月ごろから)

※()内は効果が感じ始められるであろう期間の目安です。早い人なら大体これくらいと言われているものなので、個人差はあります。

とにかく早く効果を実感したいなら再生医療がおすすめです。早い人だと3カ月あたりから実感できるのは嬉しいポイントですよね。

ただ植毛やAGA治療薬も6カ月くらいで効果を実感できる可能性があります。なのでもしそんなに大きな差ではないなと感じる人は、効果の大きさや費用などできめてみるといいかもしれませんね。

副作用を許容できるか

つづいては副作用についてです。髪が生えても人体に有害なことがあってはいけませんから、副作用も考慮すべきポイントになります。

・植毛    →髪の毛ドナー部の痛みや感覚鈍化、感染症など

・AGA内服薬 →性欲減退、稀に肝機能障害や抑うつなど

・AGA外用薬 →皮膚トラブルなど

・PRP療法  →腫れや痛み、稀に感染症など

・HARG療法  →腫れや痛み、稀に感染症など

今回紹介した5つは軽い副作用はあるものの、重篤なものが起こるのは稀とされています。ただご自身の身体の状態や衛生状態などによりそれらは変化する可能性もあるので、しっかり医師と相談して選ぶのがベストです。

費用

最後はみなさん一番気になっているでしょう費用についてです。

一回当たりの費用を安い順に並べたのがこちらのランニングです。

1.AGA内服薬のみ(4000円~)

2.AGA内服薬と外用薬(1万円程度~)

3.再生医療(8万円~)

4.植毛(クリニックによりばらつき)

※治療する施設や時期によりかなりばらつきはあります。

※表示している金額よりも安くできる施設があることもあります。

1回あたりだと内服薬のみで薄毛を止めるのが一番安くなります。反対に再生医療医療はほぼ10万かかりますし、植毛にいたっては安くて30~40万、高ければ100万くらになることもあるでしょう。

しかしこれはあくまで”1回あたり”です。

どれも1回のみで終わる治療ではありませんから、回数によってどんどんトータルの金額は上昇していくことになります。

トータルはご自身の年齢や薄毛の状態によって変わってきますから、そこも考慮しながら金額を比較するのがいいでしょう。

まとめ

今回は薄毛治療の種類と選び方について紹介しました。

症状やお財布と相談しながら自分に合う治療法を選んでみてください。

もっと詳しく知りたいときは、ぜひクリニックや病院でご相談を!無料カウンセリングをやってるところも多いのでおすすめです。

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この記事を書いた人

登山にハマり、ヘルメットや激しい紫外線での頭皮の日焼け。
長期縦走でお風呂に入れず薄毛が悪化。

20代から薄毛予防治療でなんとか禿げずに保っています。

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